福島歯科医師会 会長からの挨拶
所信表明
この度、令和元年7月より一般社団法人福島歯科医師会会長に就任致しました山口晴彦と申します。ここで新就任にあたり、私の所信を述べさせていただきたいと思います。
まず第1に、福島県が平成28年4月から小学生と幼稚園児等を対象とした、子どものむし歯緊急対策事業(フッ化物洗口事業)が続行されており、伊達市、国見町、桑折町では順調に進展しておりますが、福島市は幼稚園等について進展はみられますが、小学校においては、鈴木潤一会長前執行部でも直接学校や行政機関等に問いかけ、努力したものの、現在のところまだまだなようです。福島県のこの事業は当初3年間でありましたが、引き続きの継続の予定でありますので、これからもこのフッ化物洗口事業が進むよう努力していきます。
第2に、前執行部においてこのフッ化物洗口事業と並行し、福島市歯科口腔推進条例(福島市歯と口腔の健康づくり推進条例)の策定を進めておりましたが、長年の念願が叶い、やっと本年3月に議会提出、4月施行予定になりました。これについては本当に嬉しい限りでございます。この条例施行に伴い、この県のフッ化物洗口事業をも、よりいっそう進展させるべく努力していく所存でございます。
第3に、地域包括医療についてですが、すでに県北地域医療構想がまとまり、地域の医療、介護資源を有効に活用し、急性期医療から慢性期医療、在宅医療まで患者の状態に応じた医療を受けられる質の高い医療提供体制を整備することで地域包括ケアシステム構築が推進されるようになっておりますが、さらに県北地区の退院調整ルールの運用も開始されており、現在では患者様が退院後も在宅等でスムーズに支援できる体制ができております。本会でも在宅歯科医療を推進し、支援を必要とする方々に手を差し伸べる体制を作っていきたいと思っております。
以上3点を本会務執行の上での目標としていきたいと思います。
本会が魅力のある会になるように努めていきたいと思っておりますので、皆様のご支援、ご協力をお願いいたしまして、所信表明とさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
山口 晴彦